組織の戦略を立案する方法は大別して2つあります。「組織は戦略に従う」は、戦略ありきで組織作りをする場合です。新しい事業や組織の方向性を変える時に重要になります。
病院の場合は病床機能を変える時などが、このパターンになります。
選択肢が多く、何をすべきか目標設定が重要になります。
外部環境(市場、マーケット)を鑑みて、医療機関の在り方を変える時、この考え方が重要ですが、多くの場合は下記の「戦略は組織に従う」という流れになり、上手くいきません。組織開発はどちらにも対応できますが、弊社の場合は「組織は戦略に従う」型の組織作りに定評があります。
「戦略は組織に従う」は、日本の9割方の企業の戦略立案方法になります。今現在の自組織で可能な戦略を構築する、という考え方です。当たり前のように思えますが、この場合、新しい取組や改善改良といった方向性での組織作りが難しく、基本、現状維持を旨とする取組が多くなります。
医療機関などは2年に1回の診療報酬改定などがありますので、強制的に外部環境に合わせた組織づくりをしますが、本質的に自施設の可能な範囲での戦略を選ぶような範疇です。
組織の成長や新しい挑戦をする上では、「戦略は組織に従う」は選択肢が少ないです。逆に安定して、今の取組の効率化を図りたい、と言う場合は、マネジメントに集中できるので効果が上がりやすいです。組織が直面している課題に対して、マッチした方策を選択する事が重要になります。
医療機関に限らず、日本の企業組織は「戦略の立案と実行」を苦手としています。理由は上意下達の文化があり、上司の理解がそのまま現場の実行に直結する為です。
組織の決定ではなく、上司の理解が影響するマネジメント体制が多く、場合によっては上司が組織の決定が気に入らないという事でサボタージュする事すら可能です。
弊社では採択された戦略を実行する為の組織運営のノウハウと、実行を徹底させるためのメソッドを提供する事が可能です。