イスラエル、エストニア、デンマークと、デジタルヘルスに強い小国を紹介してきましたが、今回はオーストラリアです。
押しも押されぬ、大国です。面積的に！
人口は、2,570万人くらい。
一都三県で3000万人以上なんで、まぁ、今までの国よりは多いですが、そんなでもないです。
ただ国土が日本の20倍あります。20倍ですよ、20倍。
日本の20倍の広さに、南関東の住人くらいしか住んでいないのが、オーストラリアです。
そこを７つの州で統治している感じです。

もともと、イギリスの植民地だった事もありますが、ここまで広い国土を持っていると、制度も変わってきます。
公的医療保険制度を民間保険を活用しながら制度のサステナビリティを確保している点で特徴があり、イギリスの医療制度を市場よりにしたような印象です。

また早い段階から医療費の抑制に努めているオーストラリアは、ITに目をつけて、デジタルヘルス庁、とそのままの名前の省庁を新設。マイヘルスレコードというPHRの仕組を提供するなど、デジタルヘルス的な取組については、文字通り国家戦略として取り組んでいます。
日本の医療制度に対しても様々な示唆があるのではないでしょうか？

色々と注目を集めている医療制度に、デジタルヘルスの取組。
非常に興味深い国の一つです。