院内の課題抽出

1)組織の課題を「言語化」する

組織開発をする上で、組織課題の抽出は大きなポイントの一つになります。特に課題を言語化する事が、自分たちだけではできない事が多いです。組織の中にいると「当たり前」な事が、外から見ると「課題」だったりする訳です。
そういった課題を言語化して、まずは檀上に乗せる事が大事になります。

2)組織の課題を「共有」する

言語化した課題を次は、関係スタッフ全員で共有する事が重要です。認識されない課題はないのと一緒です。

特に、言語化した課題は、主観によって認識レベルに差異が生じやすいです。組織として、どのレベルの課題であるのか、そして解決しない事でどういったマイナスがあるのかを理解してもらう事が大事になります。

組織全体での課題共有ができれば、解決まであと一歩です。

3)組織の課題を「分解」する

課題の共有ができたら、あとは解決するだけです。この時点で「課題の抽出」ができているように思えますが、最後の工程があります。それが「課題の分解」です。多くの場合、課題は単一の要素で構成されておらず、様々な要素の総体として「課題」になっています。

絡まった糸のようなもので、整理する事で、解決のスピードが大きく上がります。

課題を構成する要素を列記し、総体としての最適化を図るために「個々の要素に分解」する事で、驚くほど、組織の課題が早く合理的に解決する事ができるようになります。