THN(Tokyo HealthCare Network)は勉強会&交流会を開催します。
2カ月に1回の交流会は、THN(Tokyo HealthCare Network)の会員向けイベントになります。
数は少ないですが、ビジター枠もご用意しております。
ご興味ある方、ご参加頂ければと思います。
10月のゲスト演者は、医療政策や製薬の筑井菜々子氏です。
講師紹介
筑井菜々子氏
千葉大学 看護学部
東京医療保健大学 高度実践看護師コース(NP養成コース)
聖路加国際大学博士課程 在籍中
聖路加国際大学 看護学研究科 博士後期課程(看護学専攻DNPコース) 在籍中
★★★特定看護師の育成と制度設計★★★
診療看護師(Nurse Practitioner:NP)をご存じでしょうか?
1960~1970年代に、欧米の医師不足地域において、医師に代わって診療を代行する看護師制度が誕生しました。
日本では医師法により原則、診断・診療などの医療行為を担うのは医師に限られていますが、やはり日本でも医師不足もあり、看護師に診療補助の特定行為が認められてきた経緯があります。2011年に日本でも、こうしたNP制度を導入しようという動きがあり、「特定行為に係る看護師の研修制度」が設けられました。この研修を受けた看護師さんを「特定看護師」と呼びます。
その動きとは別に、2008年に看護系の一部大学院にNPコースが設けられ、日本NP教育大学院協議会の認定資格として「診療看護師」が誕生しましたが、こちらはまだ国家資格ではなく民間資格の一つとなっています。
診療看護師がスタートして四半世紀。
その最前線に常に身を置いていらっしゃった、筑井菜々子さんに、診療看護師の歴史的経緯、役割と今後、さらには道なき道を開拓してきたご経験についてお話を頂く予定です。打ち合わせで話しただけですが、筑井さんの話、めちゃくちゃ面白いです。
※日本と看護師・・・
諸外国に比べて、日本は看護師さんが多い国です。
看護師が120万人とかいる国は、あんまりありません。
なんで、看護師さんは色々な場所で活躍されています。
診療看護師もその一つで、まだ700名弱と人数こそ少ないですが、医師不足や超高齢化社会などにマッチした看護師の働き方の一つだと思います。
看護師とか知らんし、と言う方もいるかもしれませんが、医療にせよ、看護師にせよ、過重労働がダメとされていく中で、不足する医師に代わり何が仕事をしていくのかという議論は避けては通れません。AIでもいいですけど、やはり最後は人間です。
そういう意味では、スタートして15年が経過する診療看護師について学ぶタイミングとしては最高ではないかと思う次第です。
加えて、今回は講師も最高です!
是非、皆様、ご参加ください。
【当日概要】
テーマ:特定看護師制度 ~「これまで」と「いま」と「これから」~
場 所: 東京都千代田区岩本町3-11-7
最寄駅:秋葉原駅 徒歩2分
講 師:筑井菜々子(地域医療振興協会 診療看護師)
パネラー:山崎大作(日経メディカル編集長)
溝口博重((株)AMI&I代表取締役)
18:45~ 会場オープン
19:00~20:00 筑井氏 講演
20:00~20:30 質疑応答
20:30~21:30 交流会
21:30~ 希望者による二次会