医療制度の拡充期から、今後は効率化を図る時代に突入をしていきます。
国民皆保険制度が拡充していく中で、社会的入院、乱心乱療、保険の不正請求といった様々な問題が顕在化します。持続可能な医療制度にする為に、厚生省が医療法改正に乗り出し、制度に大きな修正を加えていく時代に突入していきます。
閑話休題
今回のハイライトは、1985年から2014年までの約30年間の出来事になります。
医療政策・医療行政のど真ん中というべき内容になります。これらの流れを理解できると、より日本の医療制度が理解できるのではないかと思う次第です。
また日本医師会と厚生省との力関係も徐々に変化をしていく時代です。
声の大きな老人より、データを重視しての政策立案への転換期でもあります。(まぁ、また最近は、別の声のデカい老人が影響を持って困っていますが)官僚主導の医療行政までの経緯を学ぶとともに、何を目的としていたのかを理解できれば、満点かと思います。
また失われた30年と言われる「経済政策の失敗」のツケが社会保障政策に影響してきます。経済政策と医療政策は表裏一帯であり、バブル崩壊以降、医療政策はじり貧というか、適正化という名の抑制方向となります。
地域医療構想や地域包括ケア策定の前夜的な部分までが、今回の内容になります。
仕事にも役に立つ内容になりますので、ご興味ある方は是非ご参加ください。
05/26 第1回 明治時代~大正の医療制度
06/09 第2回 戦前の社会保険制度成立からGHQ時代までの医療制度
06/23 第3回 武見太郎の時代の医療制度
07/07 第4回 日本の医療制度改革 第一次~第六次医療法改正まで
07/21 第5回 令和の医療制度と今後の改革の方向性