前回は中国の公的医療制度の勉強をしました。
質問で、「中国は地獄ですか?」というものもありましたが、特に地獄という事はないですが、なかなか公的保険制度としてはシンドイ内容になっています。大病院保険とか、いくつかの施策でずっとマシになってきましたが、中国政府としては、そこまで力を入れて拡充する予定はなさそうです。
そこで登場するのが、民間企業によるヘルスケアビジネスになります。
今回は、溝口が勝手に呼んでいる「中国オンライン診療四天王」の紹介、健康中国2030で取り上げられているヘルスケア企業100、それに適当なヘルスケアベンチャーを紹介しようと思います。
制度とビジネスは両輪ですので、中国だからこそのビジネスなんかもありますが、それはそれとして、構造を学んでいただければと思っております。どこの国も医療制度とヘルスケアビジネスは補完関係にあり、中国も例外ではありません。
とはいえ、公的保険制度がイマイチの国(これは途上国で見られる傾向ではあります)においては、中国のマネージドケアを理解すると、色々な国の制度も理解しやすくなります。