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2021/6/09

6/9 日本の医療制度/ 第2回 昭和元年からGHQ占領下 戦前の医療制度の完成と、戦後の医療制度の復興まで

第1回では明治~大正時代の医療制度の解説をさせて頂きました。
明治7年の医制から約50年で、急速に西洋化をしていく日本の中で、医療も「病院」「入院」「外来」「薬剤師」といった新しい概念が導入され、整備がされていきます。
大正時代に入りますと『医療の社会化』という言葉が流行し、お金持ちじゃなくても医療が受けられる環境を!といった感じになっていきます。
また日清戦争、日露戦争と2つの戦争もあり、産業振興を急ぐ日本では、労働者の生活環境の悪化という問題があり、それをどうにかする為の施策として「健康保険制度」の導入が検討され、整備されました。
さて、それからどうなった?が、今回の内容になります。
閑話休題
昭和初期は、新しく導入された「健康保険制度」に医療機関が振り回される感じです。
また大正時代に徐々に増えてきた民間病院も独自の取組をするなど、半世紀を得て「病院」も徐々に社会に浸透してきた時代です。
工場労働者に向けた健康保険だけでなく、農林水産業従事者向けの国民保険制度の準備などもされるなど、ちょっとずつ我々の知っている社会保険制度に近づいていく感じがします。
一方で、きな臭い世界情勢の中で、医療制度も徐々にその形を変えていく事になります。
その後、敗戦。
GHQによる占領下で、医療制度が再生されます。
そこまでの話を第2回ではしたいな、と思っております。
基本的に、聞いて面白く、興味を持って頂けるような内容にしていきたいと思っております。
是非、御用とご急ぎでない方、ご参加ください。