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2021/6/25

6/23 日本の医療制度の歴史 第3回 武見太郎と国民皆保険制度 日本の医療制度の拡充期

1952年から1982年に関する医療政策に関する講演を、弊社代表の溝口博重が講演をしました。

戦前から戦後直後までの医療制度を第1回、第2回で解説をしました。
1952年からが、我々の知る「医療制度」の直の原型となります。
医療制度の構築、医療政策の流れ、医療行政の方向性など、約半世紀について、第3~5回で触れていきたいと思います。
閑話休題
今回のハイライトは、四半世紀にわたり医師会長を務めた武見太郎氏と、国民皆保険制度となります。まさに医療の拡充期であり、色々と余計な事もします。
それが1985年から、これまた四半世紀にわたって実施される医療法改正にも関わってきます。いずれにせよ、今日の医療制度の流れを知る為の30年くらいの期間の話となります。
明治時代や大正時代は、ちょっと遠いので、歴史の勉強といった感じもしますが、今回からは少しずつ実務にも役に立つ情報がちらほら出てきます。
また経済成長と社会保障政策を学ぶには、とてもよい時期でもあります。
昨今「持続可能な医療制度」にするにはどうするか?という議論がありますが、そんなのは経済成長が、社会保障費の増加より高ければ、オール解決です。
少子高齢化も問題の一つですが、それ以上に、経済政策の失敗が、今日の日本の医療政策の失敗というか、ピンチというか、改革を迫っている感じです。
政治と医療が切り離せない、というより、経済と医療が一蓮托生って感じです。
あと医師会がなんで、強いの?ってのが分かります。
最近の日本医師会を見てると、何の、あの団体?と思わなくもないですが。
政治圧力団体としての日本医師会は武見太郎氏が作り上げたといっても過言ではないでしょう。
1952年~1985年までの話で、かく云う私もまだ小学生の時分だったりしますが、この頃の医療、マジですげぇな(良くも悪くも)といった感じです。
一緒に、勉強していきましょう!
05/26 第1回 明治時代~大正の医療制度
06/09 第2回 戦前の社会保険制度成立からGHQ時代までの医療制度
06/23 第3回 武見太郎の時代の医療制度
07/07 第4回 日本の医療制度改革 第一次~第六次医療法改正まで
07/21 第5回 令和の医療制度と今後の改革の方向性