新着情報 新着情報のアイコン画像 Information

2021/5/19

5/19 海外医療制度勉強会 シンガポールの医療制度  ~自分の健康は自分の金で守る、医療貯蓄型保険制度~

弊社代表の溝口博重が、シンガポールの医療制度について講演を致しました。

シンガポールは、東京23区よりちょっと大きいくらいの面積に、東京23区に住んでいる人より、少ない580万人くらいが住んでいる都市国家です。
ユニバーサルヘルスシステム(国民皆保険制度)が導入されており、その方式は、世界の二大潮流である、税方式でも、社会保険方式でもない、医療貯蓄型方式の医療制度になります。
「個人責任」

「地域互助」

「政府による間接的援助」

これがシンガポールの医療制度の基本指針になります。
要するに、自己責任で、地域で助け合え。政府は間接的に支援するよ、という、わりと弱肉強食系の医療制度設計になっています。
これは都市国家という特殊な政体もありますし、1965年に建国というまだ半世紀ちょっとの国という事もあるかと思いますが、逆に言えば、都市国家の規模で維持が難しいという国民皆保険制度を実現させているシンガポールの医療制度の実力を物語っているかと思います。
加えて、経済成長と社会保障は表裏一体という意味でも、水もない、資源もない、軍隊もない、シンガポールが、交渉と商才で成り上がってきた国ならではの特色を色濃く醸し出している医療制度とも言えます。
日本でも、自助・互助・共助と、菅総理が似たような事を言っています。
それを実践しているシンガポールの医療がどのようなものか、一緒に勉強しましょう。