前回の解説にもありましたように、オバマケア以降、アメリカのヘルスケアＩＴは飛躍的な成長をしており、様々なサービスが登場しております。単純にアメリカの制度を日本に持ってくるのは難しいという事は、医療制度を聞いた皆さんなら既に承知の事とは存じますが、医療制度の骨子を知った上で持ってくるのと、知らずに持ってくるのではまるで意味が違ってきます。

今回は５～６つの企業をピックアップして、解説したいと思います。
日本でヘルスケアビジネスを考えている人にとっても、あるいは、すでに取り組んでいるがいまいちイケてない人にとっても、ヒントが多いのではないでしょうか？
よくアメリカは、民間保険中心だから成立しているサービスが多い、と評価している人もいますが、成長しているサービスの大半は法律や制度を研究し尽くしており、そんなぽっと出の需要とかではなく、大きな風呂敷を拡げた話が多いです。

アメリカのヘルスケアサービスは、やはりイケているものは「よく考えている」だけでなく、仕組作りも秀逸です。
正直、アメリカの医療制度を十分に理解していないと、表面をちょろっと舐めただけの内容になってしまいますが、引き続きの参加をする皆さんであれば、充分に咀嚼可能なテーマだと思います。