弊社代表の溝口博重が、アメリカの医療制度について講演を実施しました。
世界一の医療費を誇るアメリカですが、先進国では唯一の民間保険主体の医療制度を採用をしています。
それだけに他国のような公的医療制度を勉強すれば全貌が見えるという事はなく、民間保険主体とあって、医療制度の見本市のような体系になっており、一度の解説で理解するのが困難です。
いうなれば、3~4か国の医療制度の解説をするような感じです。
という訳で、アメリカの医療制度(前篇)では、アメリカの公的医療制度である、メディケア(65歳以上の人向け)とメディケイド(低所得者向け)の2本を中心にしつつ、WW以降のアメリカの医療制度の歴史を振り返りつつ、解説をしたいと思います。
アメリカの医療制度の歴史を理解しないと、中編の民間医療制度の理解が難しいですし、後編のアメリカの医療ビジネスはもっと難しいです。
とはいえ、民間保険がベースだったり、公的保険がベースだったり、線引きが明確なので、そのサービスについても、その思想、取組そのものについては、わが国でも参考にできるものが多いです。
加えて、医療費大国とあって、その経費削減に対する取組についても、学ぶべきところが多いと思います。