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2024/6/24

海外医療制度勉強会(第6期)#3 アメリカの医療制度

弊社代表の溝口博重が、海外医療制度勉強会にて、米国の医療制度の講師を担当しました。

世界最大の医療大国であり、保険診療、民間医療保険、医療機器、製薬、デジタルヘルス、あらゆる分野で最大の市場規模の国です。
当然、投資金額も大きく、世界中の医療ヘルスケアのスタートアップ/ベンチャー企業が目指す国でもあるアメリカ。
今回は、そのアメリカの最新医療制度に迫ります。

 2010年に成立した、Patient Protect and Affordable Care Act(「患者保護及び医療費負担適正化法」以下「ACA」)は、オバマケアという名前の方が通りがよいかもしれませんが、ここからアメリカの医療は大きく変わりました。
オバマケアは無保険者をなくす、というコンセプトでスタートして、一定の効果を出すことに成功しましたが、次のトランプ大統領は反対。オバマケアの廃止まで検討していましたが、実行できませんでした。

『初めからないもの』と『あるものをなくす』ではまったく意味が違うからです。

しかし、トランプ大統領の推し進めた「自己責任色」の強い医療政策で、無保険車が再び増大。
そんな中で、アメリカは新型コロナ感染症の大流行に巻き込まれてしまいます。
100万人を超える死者を出してしまいました。

さらに次の大統領のバイデン氏は、バイデンケアという名の、オバマケアの焼き直しをやろうとしますが、うまくいきません。
アメリカの医療制度の問題は、無保険者も大事ですが、それ以上に、高騰しまくる医療費をどうにかする方になっていたからです。

というわけで、アフターコロナ最新ののアメリカの医療制度についてお話ししたいと思います。