バルト三国の一角、エストニアは優れた電子政府政策をとっており、医療の情報連携についても、世界トップクラスです。
そんなエストニアでも新型コロナ感染症で多くの方が亡くなりました。
さらなるe-healthのインフラ基盤の強化をして、感染症のデータは週単位や月単位などではなく、ほぼ1時間ごとに更新できる体制を構築。コロナ感染の検査結果は国立研究所から国の健康情報システムに自動的に送信され、患者がリアルタイムで検査結果にアクセスできるようにする新しいシステムが整いました。
e-healthのインフラ基盤が既にできていたとはいえ、迅速かつ実践的なシステムをすぐさまに導入している点など、日本より数段進んでいるともいえるでしょう。
また感染による仕事のお休みもデジタルで申請することも可能になりました。自宅待機などで孤立した患者には無理なので、秒で実装したとの事。ここまでくると、本当にすげぇなエストニアになります。
医療制度の解説もしつつ、今回はエストニアの誇る情報連携プラットフォーム「X-Road」についても語ってしまいます。
「X-Road」の仕組みは諸外国でも導入が始まっており、安価に医療情報(に限らずですが)の連携が可能になります。
日本も「X-Road」を導入すればいいのに。
我が国も医療DXを推進していますが、欧州でもトップクラスのエストニアの事例を一緒に勉強しましょう。