中東諸国の医療制度として、今回はアラブ首長国連邦の医療制度です。
イスラエルの医療制度以来の中東の国の医療制度の紹介になります。
Gulf Cooperation Council(GCC)の加盟国
サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、オマーン、カタール、クウェート
1981年にスタートした中東湾岸諸国では、経済・防衛の連携を深めていく中で、健康保険制度の導入が2004年からスタートしていきます。2006年にアブダビ首長国で導入。アラブ首長国連邦の医療制度は、アブダビに準拠しています。
ドバイ首長国も2009年にスタートする予定でしたが、リーマンショックの影響で延期。
ドバイでも2014 年よりスタートしています。
そもそもアラブ首長国連邦は、文字通り、連邦国であり、 7 つの首長国、アブダビ首長国、ドバイ首長国、シャルジャ首長国、ラスアルカイマ首長国、アルアイン首長国、アジュマン首長国、フジャイラ首長国で構成されています。基本的に医療制度の設計で大きな違いはありませんが、ちょいちょい仕組みが違う部分もあります。
形式としては、基本医療保険での補償がありますが、オプションで補償範囲を拡大する事も可能です。
総人口は約500万人とそう多くはないです。
そのうち、外国人労働者などを除き、純然たるアラブ住民は90万人ほどと言われており、特に手厚い医療保障がある感じです。
砂漠の国での助け合い(海がありますが)は、ちょっと他の国とは違うのではないか、と思う次第です。
一緒に勉強Weしましょう!