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2022/11/17

海外医療制度勉強会 アメリカの医療制度~世界最大のヘルスケア大国アメリカ~

アメリカは複数の医療制度があり、もっとも複雑な医療制度で運用されている国と云えるでしょう。

アメリカ全国民の3分の2が参加しているのは、マネージドケアと呼ばれる、民間医療保険です。
マネージドケアは、新興国でも積極的に取り入れられており、その源泉にあるのがアメリカのシステムです。
当然、同じ用語が使われているので、新興国でのビジネスを考えている人は、まずはアメリカの制度を理解する事から始める事をお勧めします。

民間医療保険による制度設計ですので、いくつか種類があります。
代表的なマネージドケアの仕組は

1)PPO
2)HDHP
3)POS
4)HMO

になります。(他にもありますが)
特にHMOは他国でも導入されている事があるので、知っておくと便利です。

加えて、公的保険制度も存在しています。

連邦政府:メディケア (65歳以上を対象とした医療制度)
州政府:メディケイド(低所得者、障碍者向けの医療制度)

メディケアだけでも5000万人以上が対象なので、ちょっとしたどころでない、市場規模になっています。

またデジタルヘルス領域においても、超巨大市場とあって様々なサービスが生まれては消え、しています。
とはいえ、ガチで勉強になる仕組みが多いのがアメリカのデジタルヘルス市場です。
マネージドケアを軸としているので、わりとフリーダムに企画された商品企画群は、制度の異なる日本であっても、それは面白いのではないか、といったサービスがたくさん存在しております。
アメリカのデジタルヘルスだけで開催してもよいくらいです。
本当なら、2回に分けても良いくらいのボリュームですが、ダイジェストと要点だけ押さえた内容になっています。