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2025/12/10

日経へスルケア主催 中間管理職のための組織運営術 に弊社代表の溝口が登壇しました

【開催報告】
医療現場の改善は経営向上の第一歩!
現場業務をスムーズに進めて成果を最大化するポイントとは
(2025年12月10日開催/無料オンラインセミナー)

2025年12月10日(水)、医療機関の中間管理職を主な対象とした無料オンラインセミナー
「医療現場の改善は経営向上の第一歩! 現場業務をスムーズに進めて成果を最大化するポイントとは」
を開催いたしました。当日は、病院・診療所を中心に全国から多数の方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
本セミナーでは、業務プロセスの標準化、属人化の回避、効果的なコミュニケーション、改善サイクルの構築といった、医療現場の運営に欠かせないテーマを取り上げました。医療経営の実務を担う中間管理職の皆さまにとって、日頃抱える課題の解決に直結する内容となり、多くのご質問・ご意見が寄せられました。

1. 開催概要
■ 日時:2025年12月10日(水)16:30~18:05
■ 方式:Zoomによるオンライン配信(後日オンデマンド配信を予定)
■ 対象:病院・診療所の中間管理職(医局長、診療科長、看護師長、主任、リハビリ科長、検査科長、事務長、地域連携室長など)、経営幹部
■ 参加費:無料
■ 主催:日経ヘルスケア

2. 当日のプログラムと講演内容のポイント
16:30~16:35 主催者挨拶
医療現場での中間管理職の重要性が増していること、また現場運営と経営改善が不可分である点が紹介され、本セミナーの目的が共有されました。

16:35~17:45
医療現場の改善は経営向上の第一歩!
現場業務をスムーズに進めて成果を最大化するポイントとは[70分]
講師:(株)AMI&I 代表取締役 溝口 博重 氏

溝口氏の講演では、日々多忙な医療現場で「なぜ業務改善が止まるのか」「なぜ属人化が解消されないのか」という根本課題に切り込み、現場改善のための実践的なアプローチが示されました。
講演で特に反響の大きかったポイントは以下の通りです。

① 業務プロセスの設計と標準化
・「標準化ができないのではなく、標準化すべき「単位」が揃っていない」
・タスク分解、役割定義、例外処理の吸収など、医療現場に即した設計方法を具体的に解説。

② 属人化の構造的な原因
・できる人に仕事が集まるのは自然現象。
・回避するには「プロセスの見える化」と「再現性のある動線設計」が不可欠。

③ 情報伝達とコミュニケーションの仕組み化
・単発の共有では改善は続かない。
・「情報の流れを設計する」ことが、現場のストレス削減と事故防止につながる。

④ 改善サイクルを回すためのマネジメント技術
・「個人の頑張り」に依存しない改善サイクルをどう作るか。
・中間管理職が現場を動かすための具体的フレームとアクションが紹介された。

17:45~18:05 質疑応答[20分]

質疑応答では、以下のようなテーマに関する質問が活発に寄せられました。
・職員のモチベーションを維持しながら標準化を進める方法
・業務負荷が高い部署で改善を進める際の優先順位付け
・部署間コミュニケーションの改善策
・新人・中堅のマネジメント教育の進め方
・改善が定着しない組織の特徴とその打開策
いずれの質問にも講師が具体的な事例を交えて回答し、学びを実務に落とし込むための視点が提供されました。

3. 今後の予定

日経ヘルスケアでは、今回の無料オンラインセミナーとは別に、
中間管理職を対象とした本格的なマネジメント講座を2026年夏に開講予定です。
標準化・改善・人材育成・組織開発などを体系的に学べる内容を現在企画中です。
詳細が固まり次第、改めてご案内いたします。

4. 最後に

本セミナーを通じて、多くの医療機関における中間管理職の皆さまが共通の課題を抱えていること、そして現場改善が経営改善と密接に結びついていることが再確認されました。

ご参加いただいた皆さまに深く御礼申し上げます。
引き続き、医療現場の発展と現場リーダーの育成に貢献できる情報提供に努めてまいります。