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2024/6/25

教養としての戦争と医療と法 #3 世界史に類を見ない、個人名を冠するナポレオン戦争(1789~1815)

「教養としての戦争と医療と法」と題しまして、無料のオンライン勉強会を企画開催致します。
昨今の世界情勢などもありますが、何事も歴史があります。
今回、近代以降の国際情勢を学びながら、発見やら学びをしていければと思っております。

【講師】
緒方 健氏(鹿児島出身)
溝口博重氏(青森県出身)

【過去開催】
#1ウェストファリア条約~国家主権~   
#2絶対王政への反抗~フランス革命~   
#3ナポレオン戦争~欧州近代史の始まり~ 

第3回のテーマは「ナポレオン戦争」です。

第1回では、封建的領邦制度から国家主権となった30年戦争とウェストファリア条約について
第2回では、国家主権と絶対王政の時代 主に、ルイ14世とか、マリア・テレジアとかがブイブイいって、欧州全体を疲弊させた話でした。
第3回との間に、アメリカ独立戦争がありますが、これはまた別の機会にやるとして、このアメリカ独立戦争がフランス革命の導火線に火をつけてしまいます。

アンシャンレジーム(旧身分制度)では、聖職者と貴族が平民から搾取するだけ搾取して、何の権限も与えない、という図式でした。
それをアメリカで、自由と平等を勝ち取ったという事例が出てきてしまった、と。
これまで領主やら国王の意向で人生が左右されていた平民が一斉蜂起して、フランス革命となったわけです。

で、フランス革命もすんなり上手くいったわけではなく、紆余曲折あり、加えて、こうした「自由と平等」が自国に波及すると困る欧州列強が、フランスをつぶしにかかりますが、国民国家であるフランスに負けてしまいます。
そこで台頭したのがナポレオンです。
最終的に、皇帝になってしまいますが。
で、ここで登場するのが、医療制度です。

ナポレオン戦争では傷病兵向けの保険制度をスタートします。
要するに、フランスのために戦った兵士がけがして、生活できないのはおかしくない?
国民みんなで面倒みようぜ!という制度です。