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2025/7/01

【開催報告】第15回 教養としての戦争と医療と法 ~ 第一次世界大戦② 1915-1916~

「教養としての戦争と医療と法」と題しまして、無料のオンライン勉強会を毎月最終週の火曜19時より企画開催しています。
https://geopolitics-war.peatix.com/
ご興味頂けるようであれば、是非ご参加ください。

昨今の世界情勢などもありますが、何事も歴史があります。
近代以降の国際情勢を学びながら、発見やら学びをしていければと思っております。

【講師】
緒方 健氏(鹿児島出身) 研究員
溝口博重氏(青森県出身) AMI&I代表取締役

【過去開催の動画視聴もできます】
#1ウェストファリア条約~国家主権~   
#2絶対王政への反抗~フランス革命~   
#3ナポレオン戦争~欧州近代史の始まり~ 
#4イタリア統一戦争
#5クリミア戦争
#6アメリカ独立戦争
#7アメリカ南北戦争
#8アヘン戦争
#9普仏戦争         
#10ビスマルク外交とベルリン会議     
#11 日清戦争
#12 日露戦争
#13 第一次世界大戦 前夜 ~バルカン戦争~
#14 第一次世界大戦 1914-1915
#15 第一次世界大戦 1915-1916

テーマ:「第一次世界大戦②」

講義では、戦局が膠着状態に陥る中で、各国が国民経済や社会全体を動員する「総力戦」の体制へと急速に移行していった過程が解説されました。特に以下のようなポイントが取り上げられ、参加者からも多くの関心が寄せられました。

ガリポリの戦いなど、大規模作戦の失敗がもたらした戦局の停滞

毒ガス兵器の使用など、戦争の技術革新とその倫理的・法的問題

戦費調達や物資統制、女性や民間人の労働動員を通じた国家総力戦体制の実態

長期化する戦争が、社会構造や国民意識に及ぼした深刻な影響

さらに、戦争の激化が医療体制に与えた負担や、戦争法規の議論など、「医療」と「法」という本勉強会ならではの視点からも、当時の状況を多角的に検討しました。

質疑応答の時間には、戦争の長期化が国民生活に与えた心理的影響や、戦時下の医療倫理に関する鋭い質問が相次ぎ、活発な議論が展開されました。

今後も引き続き、第一次世界大戦をめぐる歴史的背景や、そこから現代に通じる医療・法の課題を深掘りしていく予定です。次回も多くの皆様のご参加をお待ちしております。