2024年のスタートは、世界のデジタルヘルスです。
『熱狂の2021年』が終わり、2022年は世界的に投資金額が減り、2023年は期待から実績へ、との転換で、2019年くらいまで投資規模が減りました。しょんぼりです。
また、欧州のみならず、世界のデジタルヘルスの代表格であったバビロンヘルスの凋落≒事実上の経営破綻は、「マジかよ!! バビロン滅びたの!? 名前がわりぃよ! 滅びるとか言われていた名前だし!」と思った方も多いかと思います。
加えて、デジタルセラピューティクス(DTx)のパイオニアであるPearTherapeutics(Pear)の破産&清算。
こちらもDTxのリーディングカンパニーとして世界的に勇名を馳せていましたが、経営破綻してしまいました。
これらの企業の破綻理由は、それはそれで分析すると面白いですが、『熱狂の2021年』の終焉の象徴的出来事ではなかったと思う次第です。
先述しましたが「期待から実績への転換期」が2023年だったように思えます。
2024年のデジタルヘルスは、投資する側の目利き力が向上し、Clinical Strength といった要素がビジネスに求められてくるように思います。テクロノジーありきではなく、しっかりとした根拠をどう持つか、がテーマになりそうです。
また生成AIといったトピックも加わり、2024年はこれまでの潮流とは異なり、デジタルヘルスの流れが変わりそうな予感です。
今回は、世界といっても広いので
1)アメリカ
2)ヨーロッパ
3)アジア環太平洋
4)中東アジア
5)南米
6)アフリカ
の6地域にわけて、それぞれのトレンドと、注目ベンチャー企業の紹介などをしたいと思います。
また注目のテクロノジー(これは皆さんの予想の範疇なので、さらっと触れる感じで)も解説したいと思います。
概略的な内容にはなりますが、昨年のデジタルヘルスの流れをおさらいする意味でも是非ご参加ください。
今回もデジタルヘルスがテーマですが、各国の医療制度を知っていると、より理解が深まります。
・イスラエルの医療制度
・ブラジルの医療制度
・アメリカの医療制度
世界のデジタルヘルスの潮流!
一緒に勉強しましょう!