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2024/11/28

【教養としての戦争と医療と法】アヘン戦争(1839-1842年、1856-1860年)

「教養としての戦争と医療と法」と題しまして、無料のオンライン勉強会を毎月最終週の火曜19時より企画開催しています。
https://geopolitics-war.peatix.com/
ご興味頂けるようであれば、是非ご参加ください。

昨今の世界情勢などもありますが、何事も歴史があります。
近代以降の国際情勢を学びながら、発見やら学びをしていければと思っております。

【講師】
緒方 健氏(鹿児島出身) 研究員
溝口博重氏(青森県出身) AMI&I代表取締役

【過去開催の動画視聴もできます】
#1ウェストファリア条約~国家主権~   
#2絶対王政への反抗~フランス革命~   
#3ナポレオン戦争~欧州近代史の始まり~ 
#4イタリア統一戦争
#5クリミア戦争
#6アメリカ独立戦争
#7アメリカ南北戦争

第8回「教養としての戦争と法と医療」勉強会を開催しました

2024年11月28日(火)、弊社主催の勉強会「教養としての戦争と法と医療」の第8回が開催されました。今回のテーマは「アヘン戦争:アジア近代の分岐点とその背景」。講師を務めたのは、弊社代表であり歴史と医療法の専門家である溝口博重です。

アヘン戦争の多角的考察
セミナーでは、アヘン戦争が東アジアに与えた多大な影響について、多角的な視点から深掘りしました。清朝とイギリスの経済的・外交的対立から始まり、アヘン依存症がもたらした社会的課題、さらに戦争後に締結された南京条約が生み出した「不平等条約」の法的影響についても議論が交わされました。

医療と社会問題への影響
特に注目されたのは、アヘンが医療と社会に与えた影響です。医薬品としての利用と同時に依存症が深刻化した背景や、戦争を契機に西洋医学が中国に広まったことなど、当時の医療体制の変化を振り返りながら現代医療への教訓を探りました。また、戦争による伝染病の拡散と公衆衛生体制の課題についても触れ、公衆衛生の重要性が強調されました。

参加者の声と次回のご案内
参加者からは、「歴史を法律や医療の視点から考察することが新鮮で、大変勉強になった」「現代の国際関係や薬物規制への影響を理解できた」という声が寄せられました。
アヘン戦争という歴史的事件が、現代社会にも多くの示唆を与えることを実感した勉強会となりました。

次回の「教養としての戦争と法と医療」は、12月30日(火)19時より開催予定です。引き続き、歴史と法律、医療の交差点を深掘りしながら、皆さまと共に学びを広げてまいります。