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2026/1/29

【開催報告】第19回 教養としての戦争と医療と法 ~ ロシア革命① マルクスの社会主義とは?~

【開催報告】第19回 教養としての戦争と医療と法

~ ロシア革命① マルクスの社会主義とは? ~

2026年1月29日、オンライン勉強会
「教養としての戦争と医療と法」第19回を開催しました。

本講座は、近代以降の戦争史を軸に、国際法・政治制度・医療の発展を横断的に読み解くことを目的とした連続講座として毎月開催しています。

講師は、研究員の緒方健氏と、株式会社AMI&I代表取締役の溝口博重が務めています。

今回から新たなテーマとして、ロシア革命シリーズがスタートしました。その第1回として、革命の思想的背景となったマルクスの社会主義思想について解説しました。


マルクスの思想はどのように生まれたのか

講座ではまず、19世紀ヨーロッパの社会状況を背景に、カール・マルクスがどのような問題意識を持ち、社会主義思想を構築していったのかを整理しました。

産業革命の進展によって資本主義が急速に拡大する一方、労働者の生活は極めて厳しい状況に置かれていました。こうした社会構造の中で、マルクスは資本主義社会の仕組みを分析し、歴史の発展を階級闘争という視点から説明しました。

講座では、マルクスが提示した

  • 歴史唯物論

  • 資本主義批判

  • プロレタリア革命の思想

といった概念について、当時の社会状況と合わせて解説が行われました。


思想から革命へ

また、マルクスの思想がどのようにロシア革命へとつながっていくのか、その歴史的背景についても整理しました。

19世紀末から20世紀初頭にかけて、ロシア帝国は急速な近代化の過程にありながら、政治体制は専制的な皇帝支配が続いていました。社会的な不満や政治的緊張が高まる中で、社会主義思想が知識人や革命運動の中に広がっていきます。

講座では、こうした思想的背景が、後のロシア革命へとどのようにつながっていくのかについて解説が行われました。


歴史を通して制度を考える

本講座では、戦争や革命を単なる出来事として扱うのではなく、制度や社会構造の変化として読み解く視点を重視しています。

マルクスの社会主義思想もまた、当時の社会の矛盾に対する一つの分析と提案であり、その後の世界史に大きな影響を与えることになります。

今回の講座では、思想史の観点からロシア革命の背景を整理することで、20世紀の政治秩序の変化を理解するための基礎を学ぶ機会となりました。

【講師】
緒方 健氏(鹿児島出身) 研究員
溝口博重氏(青森県出身) AMI&I代表取締役

【過去開催の動画視聴もできます】
#1ウェストファリア条約~国家主権~
#2絶対王政への反抗~フランス革命~
#3ナポレオン戦争~欧州近代史の始まり~
#4イタリア統一戦争
#5クリミア戦争
#6アメリカ独立戦争
#7アメリカ南北戦争
#8アヘン戦争
#9普仏戦争
#10ビスマルク外交とベルリン会議
#11 日清戦争
#12 日露戦争
#13 第一次世界大戦 前夜 ~バルカン戦争~
#14 第一次世界大戦 1914-1915
#15 第一次世界大戦 1915-1916
#16 第一次世界大戦 1916-1917
#17 第一次世界大戦 1918年
#18 第一次世界大戦 1918年